Google スプレッドシート とは

最終更新日:2022年10月12日

この記事では「Google スプレッドシート」の特徴についてMicrosoft Excel との異なる点を
比較しながら説明します。

Google スプレッドシート とは

Google スプレッドシートとはGoogle 社が提供している無料で使用できる「表計算ソフト」です。

Google Sheets

Google スプレッドシートの語源について

Google スプレッドシートの機能について具体的に解説する前に、

  • Google とは
  • スプレッドシートとは
  • 表計算ソフトとは

これら3点を以下に説明したいと思います。

Google とは

Google とは主に検索エンジンなどのオンラインサービスを提供・運営しているアメリカ合衆国の会社(LLC*)です。1998年ラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンによって設立され、社名であるGoogle の由来は10の100乗を表す「googol(ゴーゴル)」です。googol(ゴーゴル)は巨大な数字を意味する言葉でWeb 上に存在する膨大な量の情報を組織化できるようにとつけられました。また、Google は企業としての使命を「世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすること」と掲げています。

*LLC:Limited Liability Company の略。日本で言う合同会社のことで出資者がお金を出すだけでなく経営もする社員として構成される法人のことをいう。

スプレッドシートとは

現状、「Google スプレッドシート」の英語名は「Google Sheets」となっています。
以前の英語名は「Google Spreadsheets」だったので、和名はその時のものになっています。

「Spread」とは、広がる、広げる・展開する などの意味を持つ英単語です。

「Sheets」とは、シート(敷物)の複数形 という意味を持つ英単語です。

表計算ソフトとは

コンピュータで数値データの集計、高度な計算や分析、グラフ・データベースの作成を行うアプリケーションソフトウェアの総称のことを言います。

・表とは

関係のある事柄をわかりやすく示すために上下左右に配置し一覧にして分かりやすく示した形式のことを指します。また、情報をそのように配置し表したものです。

・計算とは

加減乗除などの数学的方法に従って処理し値を定めることです。

・表計算とは

表に計算させることです。具体的な数値を用いて値を算出するのではなく表の各マス目を使って “その場所に入力されている、ある数” として計算すること。また、表のマス目の中に関数*を入力することで自動的に数値を算出させることを言います。

*関数:入力された値に対してある決まった内容の計算を行い、入力された値に応じた処理結果を返す数式、あるいは命令の集まりのこと。

以上で3点の説明を終わります。

Google スプレッドシートの特徴

Google スプレッドシートはGoogle アカウントを持っていれば誰でも使用でき、どのデバイスでもオンライン上でスプレッドシートを作成し、リアルタイムで共同編集を行うことができます。

主な機能としては

  • 表の作成・計算
  • グラフの挿入
  • 共同編集

が挙げられます。

Microsoft Excel との比較

表計算ソフトの代表的なものにはGoogle スプレッドシートの他に冒頭で挙げたMicrosoft Excel があります。

Microsoft Excel とは

Microsoft 社が販売している表計算ソフトです。詳細は、公式サイトをご確認ください。

Google スプレッドシートと Microsoft Excel とでは、大きく異なる点が以下4つ挙げられます。

  • Web ブラウザで編集・閲覧できる
  • 共同編集ができる
  • すぐに自動保存される
  • Google ツールとの連携ができる

などが挙げられます。

これらについて、以下に詳しく解説します。

Web ブラウザで編集・閲覧できる

Google スプレッドシートはWeb ブラウザ上で使用できます。Microsoft Excel はパソコンにアプリをインストールする必要がありますが、Google スプレッドシートではインターネットに接続していれば、いつでもどこでも自由にWeb ブラウザ上での編集が可能です。

共同編集ができる

Google スプレッドシートでは1つのシートを複数のユーザーで共有しながらリアルタイムでの編集が可能です。誰がどこのセルを編集しているかなどの作業内容を一目で確認することが可能です。最大100人のユーザーに対しファイルの閲覧、編集、コメントを同時に行えるよう権限を与えることが可能です。

すぐに自動保存される

Microsoft Excel と異なり編集後自動的に瞬時にファイルが保存されます。そのため、「ファイルを保存し忘れデータが消えてしまった」ということを回避できます。また、スプレッドシートでは好きな時点に遡って編集することも可能です。

Google ツールとの連携ができる

Google 上のその他のアプリとの連携が可能です。

以上4点になります。

まとめ

今回、この記事ではGoogle スプレッドシートの特徴についてMicrosoft Excel と比較しながら
説明してきました。これらの特徴を把握したうえで必要に応じたツールを使用することが
最適です。
以上、Google スプレッドシートとはどのようなものかの説明でした。